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そろそろアラフィー美香です。医療関係に勤める傍ら、日々感じたことを、忘れないように、書き留めてみました。福岡在住


by branchleaf
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亡くなった親友のお母さん

 親友の命日になったので、実家にお電話しました。
7月に、お母さんから、みかんを送っていただいて、お礼の電話をしました。それ以来です。
「もしもし、○○です」
電話に出たのはお姉さんでした。しかも彼女は、嫁ぎ先の苗字を名乗ります。お姉さんは福岡に住んでいるので、熊本の実家に帰られているのだな、と思いました。
 でも、それなら、実家の苗字を名乗るはず。不思議だな、と思いました。
「熊本の方におかけですか?」

 え?私は意味がわからず、言葉が告げません。
「あの、Tちゃんのお姉さんですよね。今日はTちゃんの命日なのでお電話しました。お母様と、Tちゃんのこと話したいなと思いまして・・・」

 かろうじて、私はそう言いました。
「そうですか。本当にありがとうございます。母も喜びます。」

 そして、沈黙のあと、
「実は、母は7月に亡くなったんです・・・」

 私は一瞬身動きできませんでした。
実は、私がかけた電話は、お母さんが亡くなって、住む人を失った熊本の家から、転送電話で福岡のお姉さんのところにつながっていたのでした。

 Tちゃんは、末っ子だったので、40過ぎて、亡くなった時、お母様は80を超えられていました。いつまでも、お元気ではいられないのは十分承知していましたが、お母さんが生きていてくださる間は、Tちゃんは身近にいてくれるような気がしていました。

 Tちゃんのところに行きたい、といつも言われていたお母様。2年目の命日を待たずに、彼女のもとに旅立ってしまったのです。
 私は、電話口で人目もはばからず泣いてしまいました。

 Tちゃんと大学時代遊んだ思い出や、卒業後に会って話したたわいない会話、思い出して胸がつまります。お母さんは、命のおおもとのような存在。Tちゃんがなくなった今となっては、かすがいのような存在でした。とうとう、お母さんまで逝ってしまった。

 月日がどんどん猛スピードで走っていくのを思い知ります。

 家に帰って、ふと目をやった雑誌に、女優の岸恵子さんが載っていました。何年も前の雑誌でした。
 岸恵子さんなんて、もう相当お年でしょうね。最近ではテレビで見かけることはほとんどありません。彼女が、今の樋口可南子さんみたいに活躍していた時代が懐かしいな~。
 あの頃は、まだまだ私たちは駆け出しで、人生のクライマックスからはまだ程遠い、可能性も不安も何もかも混沌とした時代を駆け抜けていたものね・・・

 人生はまだまだ長い旅だと思えていたものね~。
Tちゃんとおしゃべりしたいな。私は、命日にTちゃんのことを語る相手もなく、一人寂しく思います。

 秋の月夜は静かです。
亡くなった親友のお母さん_c0220365_23134766.jpg


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by branchleaf | 2011-09-17 22:54